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ジョン・ゴム(Jon Gomm)は、イギリスのシンガー・ソングライターである。1本のアコースティックギターで、ドラム、ベース、主旋律等の音を同時に演奏し、ブルース、ソウル、ロックからメタルに至るさまざまなジャンルの楽曲を発表している。マイケル・ヘッジズより多くのインスピレーションを受ける。〔3つのソロ・アルバムを発表しており、2004年からはフルタイムで全世界でツアーを行っている。”ギター・マスター・ツアー”創設者のプレストン・リード、アンディ・マッキーとともに、同ツアーのメンバーとしての参加多数。 == 経歴 == 2歳よりウクレレを始める。クラシック・ギターのレッスンは4歳で始め、12歳からは、故郷ブラックプールで音楽評論家の父に伴いブルースのライブへ同行。10代ではrock greats styleでエレキギターを弾いていた。 高校卒業後、オックスフォード大学英語科に在籍していたが、ロンドンにあるThe Guitar Institute (現:Institute Contemporary Music Performanceの一部〔Institute of Contemporary Music Performance , UK.〕)に行くため、同大学退学。 ロンドンでは、カフェ・バーでのJazzを演奏、セッション・ギタリストとしてレコーディング、Working men's clubsでラインダンサー達のためにカントリー・ミュージックを演奏するなどして、学費を含め経済的に自立。その後ヨークシャー州リーズにあるリーズ音楽大学でジャズを勉強するためリーズへ転居、現在に至る。 ソロ・パフォーマンスはリーズで開始。アコースティック・ギターの音の可能性を広げた。ギターの側面を叩いて、スネアドラム、ベース・ドラム、ボンゴなどの音を、弦のリチューニングでベースの音を、ギターのハイ・ハーモニックス奏法でシンセサイザーのような音を表現。これらの奏法を自身の楽曲のなかで演奏するほか、長年歌ってきたブルースも自分のスタイルとして取り込んでいる。 音楽的にはMichael Hedgesの影響が強く、Andy McKee、Erik Mongrainらとともに 超絶技巧ギタリストの一角を担う。上腕に入れたタトゥーは、Micheal Hedgesのアルバム「Oracle」のカバーデザインに由来する。〔 ジョン・ゴムはいわゆる音楽業界に入るのを嫌っており、チェーン系の会場や企業をスポンサーとしたフェスティバルでの演奏を避けて活動している。近郊のビール・パブや劇場、アートセンターなどで、インディペンデント・プロモーターの協力をうけての活動を主とする。 彼自身によるパフォーマンスに加え、Tommy Emmanuel(Australia)、Nick Harper, Bob Brozmanらと共にライブにも出演。 The Italian National Guitar FestivalやThe Garforth Arts Festival、The London Guitar Show at Wembley Arenaなどのフェスティバルでも演奏している。活動のメインはUKやヨーロッパ。 2012年2月、”Passionflower”の演奏が、ニュースキャスター Stephen Fryのツイートをきっかけに、デイリー・メール〔Enock, Nick, 'Wow!' Stephen Fry's one-word tweet catapults guitarist from obscurity to an audience of 2 MILLION listeners , ''Daily Mail''. Last updated 1 February 2012.〕、デイリー・テレグラフ〔Bloxham, Andya, Stephen Fry tweets guitarist past 2m views with a 'wow' , ''The Daily Telegraph'', 31 January 2012.〕紙に取り上げられる。これをきっかけに、2012年よりTV番組の出演が増え、世界中でのライブ活動を実施。チャカ・カーンの"Ain't Nobody"をカバーし、好評を博す。 2013年11月、PledgeMusic のキャンペーンで、4週間という短期間で100%リスナーによる出資が集まり、新アルバム”Secret Nobody Keeps”をリリース。世界中のファンからの強い支持を決定づける。このアルバム・タイトルは、ソーシャル・ネットワークの力と、Stephen Fryのコメントへの感謝を込めてつけられた。"PledgeMusic キャンペーンでの成功は、大変うれしい。私がソーシャル・ネットワークに偏り過ぎていると言う人もいるが、ネットのおかげで友人やファンからの支持が増え、激動の人生になった”とジョン・ゴムは述べている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジョン・ゴム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Jon Gomm 」があります。 スポンサード リンク
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